【現役マーケターの要約】パワー・ライティング入門|文章で人を動かせ

BOOK
この本を読んでいただきたい方
・どんなに推敲を重ねてもテンプレート的なESしか書けない就活生
・どんなに時間をかけても先輩よりもいい企画書が書けない若手社員

 

『パワー・ライティング入門』要約ポイント
・その文章を書く自分のモチベーションは明確ですか?
・その文章を読んでもらう相手は明確になっていますか?
・その文章、抽象度高すぎませんか?

 社会人であれば、先輩の書いた文章(企画書)と自分の書いた文章(企画書)の違いに絶望した経験がある人は一定数いるのではないでしょうか?

 本記事のテーマであるパワー・ライティングは、そんな絶望を希望へと変える一つの手段です。

 まずは本書の定義をお借りしてパワー・ライティングとは何か?を紹介します。

パワー・ライティングとは、文章を抽象的な文から、具体的な文へと意識して書くだけで、飛躍的に文章がパワーを持つようになるという文章作成法です。

 つまり、パワー・ライティングのポイントは、「抽象度が高い文章→抽象度が低い文章」への変換作業です。
 ただし、「じゃあ、自分の文章を具体化しよう!」と文字だけの具体化を図ろうとするのは危険です。

 なぜなら文章には、書き手である自分と読み手である誰かが存在しますが、その二者が曖昧なままだと、いくら文章を具体的にしても伝わらない文章にしかならないからです。

 その為、本記事では「文章を書く前」にも焦点を置いてパワー・ライティングを紹介していきます。



 

その文章を書く自分のモチベーションは明確ですか?

「この企画書、明後日までに書いておいて。」
「こちらのESの提出期限は3月7日23:59までです。」。

 特に大学生・若手社会人は、自分の内側から湧き上がるモチベーションを書き起こす為ではなく、他人に強制された期限内にタスクをこなす為に文章を書くことが多いかと思います。

 ただし、それではパワーのある文章は書けません。
 パワーある文章の出発点は、「書き手である自分のモチベーション明確化」です。

 その為どんな文章でも、脳死状態で文字を書かずに、「その提案後、読み手にどうなっていて欲しいか。」を考えてから書き始めるべきです。

 つまり、パワーがある文章を書くためには、パワーを持つ自分でなければならないのです。
 そのパワーが自分の中で明確になっていて初めてパワーライティングのテクニックが役割を果たします。

 

その文章を読んでもらう相手は明確になっていますか?

 二つ目のポイントは、読み手が明確になっているか?
 つまり、パワーを届けたい相手が明確になっているか?ということです。

 自分のモチベーションが明確でも、聞き手の状態を無視して力任に伝えては、何も伝わりません。

 だからこそ、伝えるべき相手を細部までイメージすべきです。

 ポイントは、デモグラフィック(年齢等の属性等)だけではなく、聞き手が文章を読むときの状況や心境をイメージしながら文章を書くことです。

 例えば、その聞き手は一人で聞くのか?それとも他の誰かと一緒にその話を聞くのか?事前にどの程度の情報を持っているのか?ブログ等だとしたら見られるのはスマホかPCか?等です。

その文章、抽象度高すぎませんか?

 ここから、具体的なテクニックの話に移ります。

 冒頭で説明した通り、パワー・ライティングとは「抽象→具体」へと書き手・読み手・文章を変換していく作業です。

 その変換作業をするに際して僕たちは「抽象度に応じた5つのパワー」を理解する必要があります。

【パワー0:書き手と読み手の明確化】

 ここまでに紹介してきた話です。文章を書く前にその書き手と読み手を具体化する必要があります。

 

【パワー1:アイデアを提示】

 パワー1のポイントはアイデアを提示することです。

 例えば、「世界の珍しい動物」というテーマがあったとしましょう。
 その時、パワー1では「オーストラリアには珍しい動物がいます。」というように、「オーストラリア」という具体性を文章に追加します。

 文章の最初の段階であるパワー1では、アイデアを一つ提示して文章の抽象度を低くし、読み手を自分のイメージ世界に引き込む必要があります。

 

【パワー2:アイデアをサポートする根拠を挙げる】

 パワー2では、パワー1で提示したアイデアを支える具体例を最大2提示します。

 例えば「オーストラリアには珍しい動物がいる。」というパワー1の文章に対して、「コアラは木の上に住む珍しい動物」という具体例を提示し、読み手のイメージを鮮明なものにします。

 その際に具体例間の関係性には注意すべきです。具体的には、その2つの例の「共通性」を提示したいのか「相違」を主張したいのかをはっきりさせておく必要があります。

 

【パワー3:根拠をサポートする「なぜ」「どのように」】

パワー3では、パワー2で提示した具体例に、「なぜ」「どのように」等の問いに答える文章を書き、文章全体の抽象度を下げます。

 パワー2で提示したコアラの例であれば、「コアラがどのように木の上で暮らしているのかというと、」という「どのように」に応える形で抽象度を下げることが可能です。

【パワー4:根拠の客観的な裏付けを提示】

 パワー4では、パワー3までで提示した根拠に対して、客観的な裏付けを提示して文章の具体度と読み手の納得度を高めます。

 例えば、「コアラ」が「珍しい動物」だと例では記載しました。

であれば、「珍しい」という「希少価値」を示す裏付けをパワー4では提示すべきです。

「統計によるとコアラの数は年々…」のように「統計」「データ」を使うことが良く用いられる手段ですが、他にも「専門家の発言」等で裏付ける手法もあります。


 僕が社会人になって痛感していることは、グローバル化等で英語の重要性が叫ばれているが、自分も含めて日本語をフル活用できている人はそう多くない、ということです。

 特に、社会で人の考えに従うのではなく、自分の意見やアイデアで勝負したいと考えている人は、その意見を通す手段としてパワー・ライティングを学ぶことをお勧めします。

 また、文章だけでなく、資料のデザインも改善したいという方はこちらの記事も読んでみてください。Googleの中で採用されている資料作成のルールについて図解ありで説明しています。

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