ビジュアルで発想していく、そういったテーマの本を何冊か本ブログで紹介していますが、おそらく今回の本は、その中でも最もビジブルな一冊です。
① 目的を発見する4つの質問
② 「なぜその仕事をやっているのか?」
③ 図で考えながらSMARTなゴールを目指す
① 目的を発見する4つの質問
今の組織の目的は何か?自分の目的は何か?即答できますか?その答えが、「No」の場合、今すぐ以下の4つの質問をしてください。
1,心から好きなことは何か?
2,世界が必要としていることは何か?
3,得意なことは何か?
4,どうやって収益を得られるか?
あなた自身、もしくはあなたの組織の目的は、この4つの疑問に対する答えが交わったところにあります。例えば私がこの記事を書きながらぱっと思いついたものだと、下記のような感じです。
1,心から好きなのは、「サッカー」「読書」「社会課題の解決」「経営」「サービス(UX)デザイン」「ビジネスモデル」「友人」「運動」などなど
2,世界が必要としているのか、「平和」「カネ」「平等」「愛」「エンターテイメント」「偽善」「アイドル」「未来」 「謎の解明」などなど
3,得意なことは、「データ/デジタルマーケティング」「サッカー」「大きなことを言うこと」「努力」などなど
4,どうやって収益を得られるかは、「モノを売る」「価値を売る」「サービスを提供する」「投資する」「利息を得る」「物々交換をしていく」などなど
例えば、上の中だと、「個人の嗜好性データを使った、本の交換が基軸のマッチングサービス」を立ち上げることを一つの目的にしたら面白そうです。
(これは結構小さい話ですが)
② 「なぜその仕事をやっているのか?」
経営コンサルのサイモン・シネックが体系化した、「ゴールデンサークル」というフレームワークを知っていますか?これは、組織の運営や人間の活動には3つのレベルがあることを示したものです。それが、「なぜ(why)」「どうやって(How)」「何を(what)」です。
「何を」の部分をわかっていて、そのやり方、つまり「どうやって」の部分を会社の先輩にしたり、Newsから考えたりすることは多々ありますが、「なぜ」の部分まで毎回深ぼる・考えらえているかといえば、私自身の回答は「No」です。
成功する組織や人は、「なぜ」やるのか→「どう」やるのか→目的は「何か」の順番で明確にしていくそうです。発信する時も同じで、上記の順番で発信していくことで、人々を行動へと掻き立てることができるとのことです。
私個人の意見としては、「なんでそれをやるか・やっているか」という根本的なところを考えていないと、誰かの意見をただただ実現するだけの人になったり、先輩の考えをぱくるだけの人になってしまいます。だからこそ、「何をやりたいか」という部分だけではなく、「なぜそれをやりたいか」「自分がそれをやる意義は何か」というところを問い続けていくようにします。
③ 図で考えながらSMARTなゴールを目指す
「ツリーオブライフ」というフレームワークを紹介します。これは、ビジネスプランを可視化したいときに使うビジュアライズフレームワークで、木をビジネスプランのメタファーとして使うと大変有効だと書かれています。
「ツリーオブライフ」のフレームワークは以下の4つです。
- 木は成長するために水を必要とします。あなたの場合はどんなリソースを注がないといけないでしょうか?
- 木の幹は成長のための土台を表します。あなたのコアバリューは何ですか?
- 木の枝は成長の方向性を示しています。あなたの戦略の柱とゴールは何ですか?
- 実った果実は成果です。手に入れたいメリットは何ですか?
このようなフレームワークを使って、ビジネスプランを作っていきますが、このフレームワーク終了時には、「SMART」な状態でなければなりません。
- S:Specific 具体的であること
- M:Measurable 測定可能であること
- A:Attainable 達成可能であること
- R:Realistic 現実的であること
- T:Time Bound 期限があること
この中でおろそかにしがちなのは、私の場合、具体的であることと、期限があることですかね。例えば、打合せが終わって次回得意先に次年度の戦略を提案する資料を作る場面にいざなった際、どのような内容で作るかを迷っているのであれば、それはまだまだ具体的ではない、などです。
また、期限があること、とありますが、 私はここについては、〇月〇日といったように日付まで含めた期限をつけることが必要になるかと思います。でないと、①逆算ができない②ケツが決まったようで決まっていない、という事件が発生します。
ビジュアルで考える・発想するこういったことを仕事で実践していくうちに、「絵は図は右脳を刺激する、よって記憶に残りやすいし、発想が生まれてくる、というようなメリット」を実感してきております。ひきつづき、図解思考・ビジュアルシンキング系の本は紹介していくので、ご確認下さい。
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