2倍早く、かつ記憶に残る効率的な読書術を紹介【年間200冊読む】

BOOK

「本の内容をすぐ忘れる」「読書スピードが遅く積読本が溜まる」。
特に大学生や若手社会人の方は、そんな悩みを抱えることが多いのではないでしょうか?

本記事では、激務である広告代理店に勤務しながら年間200冊を読む筆者が、「速く・記憶に残る実践的な読書方法」を紹介します。

読書中はもちろんですが、ポイントは読書前後の一手間にあるのです。

本記事のポイント
1,読書前:読書の目的と本の全体像を明確にしよう。
2,読書中:読書中はアウトプットを前提としたインプットをしよう。
3,読書後:耳から復習しよう。そしてここでもアウトプットしよう。
1,読書前:読書の目的と本の全体像を明確にしよう

まずは、読書に入る前にするべきことから説明します。
具体的に、読書前にするべきことは三つあります。

①その本を読む目的を言語化しよう

人は何かしらの目的があって本を読むはずです。

例えば、入社したばかりでマーケティングについて全然わからないから、マーケティングの基礎的な本を読むなどです。

最初のステップで重要なことは、その「内なる目的」を外に出して忘れないようにすることです。

皆さんも経験があるかもしれませんが、本来明確な目的があったはずなのに、いつの間にか本のページを進めることが目的になり読了後には何も覚えていないという話をよく聞きます。
これを防ぐために、その本を読む目的を言語化しておくのです。

僕はnotionを使ってその本を読む目的を記録しています。
notionはGoogleアドレスなどでログインしておけば複数のデバイス(iPhoneとパソコンなど)で同じノートが共有されます。
なので、家やカフェでゆっくり読書するときはPC、電車ではスマホから入力しています。
無料版で十分使えるのでインストールしてみて下さい。

②要約記事でその本の全体像を把握しよう

読書前に本の内容全体を把握していると、記憶に残る確率が上がります。

おすすめは、ネットにある要約記事です。
本を開く前に「本のタイトル 要約」で検索してみて下さい。

そして出てきた記事を読み、話の展開と重要な主張を予想しましょう。

その予想もきちんと言葉にしてnotionにメモしておくと、次の日に同じ本を読む場合なども忘れないです。

③目次を読み込み、読まない場所を決める

本を読む速度をあげる上でも、記録定着率を高めるためにも重要なのは「読まない章を決める」ことです。

「やらないことを決める重要性」は『イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」』という本でも紹介されています。

とはいえ何を基準に読まない章を決めるのか?と疑問を持つ方がいるかと思います。

そこで活きるのが、①の「本を読む目的の言語化」です。

目的を振り返りながら「目的に関係ないと思われる部分」を削るのです。

例えば、
・本を読む前の状態:起業をしたいモチベーションを既にある
・本を読む目的:起業に際して必要なファイナンスの知識を身につけたい
という状況を仮定します。

その場合は、下記のような判断ができます。
・起業に必要なファイナンス周りの知識について説明した章→読む
・起業の面白さを説く章→飛ばす

ここでのポイントは、躊躇しないことです。

僕の経験上、残すか迷いながら読んだ章からは得てして学びがないです。
読まない章を決めたら本のその章に×マークをつけるか、notionにメモしておきましょう。

ただし注意点として、その本の1章、2章、最終章は必ず読んでください。

1,2章と最終章には筆者が最も伝えたい主張が来ることが多いからです。

 

2,読書中:読書中はアウトプットを前提としたインプットをしよう。

続いて読書をしている最中のポイントです。

結論から言うと、読書中もアウトプットすることが記憶定着率向上につながります

記憶を辿っていただければ分かると思いますが、人に伝えることを前提に行ったインプットって結構覚えてますよね?

・プレゼンのためにまとめた資料
・「友達のA子ちゃんに話そう!」と思って聞いていた芸能ゴシップのニュース
などです。

これらのインプットがなぜ記憶定着率が高いかと言うと、「どう伝えようかな?」と考えながらインプットしているからです。

ここからは「アウトプットを前提としたインプット」を再現する方法をお伝えします。

 

①Twitterの活用

読書中、20ページ毎にその本から学んだことをTwitterで呟いてみて下さい。

そうすると、本を読みながら「どんな言葉でこの内容を呟こうか」と考えながら本を読むことになり記憶定着率が上がります

また、いいねなど投稿への反応があるので継続の意欲が湧きます。

皆さん、迷わずTwitterを使いましょう!

②友人に話す

飲み会やランチの場で、読んだ本の内容を友人に軽く話してみて下さい。

とはいえ、「友人にどうやってそんな話をしたらいいかわからない」と思う方もいますよね。

そんな方はランチの際に「そういえばこの前面白い本読んだんだよね!」と切り出してみて下さい!

そうすれば友人はその本の内容を聞いてくるはずです。

そしてそれを繰り返すと、おのずと「本博士」的な立場を築けて、相手側から「最近面白い本ないの?」と聞かれるようになります。

とにかくアウトプットです。

③線を引くにしても、その方法にはこだわろう

皆さん、読書中気になった箇所に線を引きますか?

線を引くこと自体悪いわけではないのですが、工夫なく線を引きまくると
・見返した際のごちゃごちゃしていて見にくい
・当時何を思い線を引いたのか思い出せない
と言う現象に陥ります。

そんな状態を解決するおすすめツールは、「3色ボールペン」です。

色付けのルールを決め、見返した際に線を引いた時の感情や意図を思い出せるようにするのです。

:今まで全く知らなかった新しい学びや気づき(新たな学び)
:これまでも知っていたが改めて大切だと思った部分(同意)
:「本当にそうかな?」と疑問や反対意見を抱いた部分(反対)

このルールは『思考の整理学 (ちくま文庫)』という思考術の本に書かれていたものです。

気になった方は読んでみて下さい。

ちなみに僕は読書のテンションを上げるためにこのちょっと高い3色ペンを使っています。

デザインが良く、見るたびに気分が上がるので読書継続の力になってくれています。

読書継続にはモチベーションが大切なので、使うペンにもこだわってみて下さい。

 

3,読書後:耳から復習しよう。そしてここでもアウトプットしよう。

読了後、内容を記憶に定着させるためにするべきことは2つです。

①耳でインプットしなおそう

読書では主に目を使ってましたよね?

人は飽き性なので、
・一回読んだ本をもう一回読み返すのはきつい、、
・同じ本を読み返す時間があるなら別の本を読みたい、、
と思いますよね。

そこでおすすめは「耳で本を聴く」という新しい読書方法です。

具体的には、
・Audible
・audiobook
・本の要約をしてくれているYoutuberのコンテンツ
がおすすめです。

<a href=”https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3BODHM+G23X6A+3CJQ+5ZMCH” rel=”nofollow”>
<img border=”0″ width=”120″ height=”60″ alt=”” src=”https://www28.a8.net/svt/bgt?aid=201011530971&wid=001&eno=01&mid=s00000015623001006000&mc=1″></a>
<img border=”0″ width=”1″ height=”1″ src=”https://www11.a8.net/0.gif?a8mat=3BODHM+G23X6A+3CJQ+5ZMCH” alt=””>

聴く読書」の何がいいかと言うと、通勤通学・電車の中、洗濯中、トイレ中などあらゆる場所・シーンでインプットできる点です。

さすがに歩きながら本を「読む」のは無理ですが、歩きながらでも本を「聴く」ことは可能ですよね?

「オーディオブックで偏差値30から東大に合格した話」が取り上げているなど、「本を聴く」ことの効果は徐々に認められつつあるようです。
(DIAMOND ONLINE https://diamond.jp/articles/-/199977?page=2)

ちなみに電車で聞く場合、今はどの鉄道会社も感染対策で窓を開けていて結構周りの音がうるさいので、ノイズキャンセリング機能がついているイヤホンをおすすめします。

僕は定番ですが、「Apple AirPods Pro」を使っています。(余談ですが、これ買ってから耳からのインプットの質は格段に上がりました。周りの音や接続不良など余計なことに気を使わずに済んでいるからです)

もう少し値段を抑えたい場合は、AnkerのSoucndcoreがおすすめです!

 

②ブログや音声メディアでの発信

何より記憶定着のためにはやはり、アウトプットです。

「アウトプットを前提としたインプット」の重要性はTwitter発信の部分で触れました。

読み終わった後も学んだことを発信するべきです。

読書後の発信はTwitter発信よりも体系的にまとめると効果的です。

プレゼン資料でまとめた内容って結構覚えていますよね?

それと同じで体系的に学びを整理すると記憶定着率は上がるのです。

とはいえ、もう一回本を読み返すのは時間の無駄です。

ここで活きてくるのがここまで作業した内容です。

具体的には、
・その本を読む目的の言語化
Twitterで発信した内容
・赤線(新たな学び)を引いた部分
をフル活用します!

1)「本を読む目的」を振り返り、
2)「Twitterで発信した内容」で各章の重要な主張を整理し、
3)「赤線を引いた箇所」だけを振り返り肉付けをします。

これで知識が体系的にまとまった文章が出来上がります。

これもnotionにまとめて記録しておきます。
(notionはデータがクラウドで管理されるのでいくら文章を書いても容量がいっぱいという事態は起こりません)

体系的な知識をまとめたら、notionの自分用メモで留めず、
・ブログ
・音声メディア
・YouTube
でアウトプットすることをおすすめします!

・人からみられている
・見た、聴いた人から反応がある
状況の方が継続のモチベーションも上がります。

また「この記事・投稿はあまりアクセスが伸びなかったな」とわかれば伝え方を工夫することでプレゼンや人に伝える練習もできてしまうからです。

ちなみに僕はstand.fmという音声アプリで教育や本の要約などを配信しています!

参考までに僕が『思考の整理学 (ちくま文庫)』という本のポイントをまとめた投稿をしていますので、よかったら通勤途中などで聞いてみて下さい。

 また、ブログはいろいろありますが、僕の場合
・CMSはwordpress(ホームページの制作ができない人でも、簡単にコンテンツを管理できる仕組み)
・サーバーはエックスサーバーhttps://www.xdomain.ne.jp/
・ドメインはお名前ドメイン お名前.com
で作成しています。


それらを選んだ理由は定番かつ、10以上の記事をみましたが、どこでも推薦されていたからです。
ニッチなサービスを使って、登録後のエラー対応などに時間を割くのが嫌だったのです。

さて、ここまで読書スピードを上げ、そして記憶定着率を高める方法についてお話ししてきました。
ここまでの話を一枚にまとめたましたのでぜひ復習してみて下さい。

一番のポイントは「読書前の準備」と「アウトプットを前提としたインプット」です。

 
 
 
 
 
 

コメント

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